「脳」の欲求

他人と戦うのは嫌いだ。すごく嫌いだし苦手だし、後味も悪い。
でも、我慢をすれば調子に乗ってなんでもかんでも遠慮なく言ってくる人間もいる。
だとすれば、自分を守るためにも戦うときが必要な場合もある。

しかし、考え方を変えれば戦うことも苦痛ではなくなる。
焚き火の最中に火の粉が服につけば、手で払い落とすだろう。
戦うことが嫌いだと思っても、対人以外では結構戦っていたりするものだ。
それと同じだ。
くだらないことを言ってくるのは人間は、あなたが原因で存在しているのではない。あなたにはなんの関係もないことなのだ。あなたの運が悪いわけではない。この世にはたくさんそういう人がいるし、元来この世とはそういうものなのだ。
まずはそこを知ることだ。どんな理不尽が起こっても不思議ではない世界が「この世」なのだ。

では、どうすれば良いのか。
気にしないことだ。先ほども述べたように、結局は考え方次第なのだ。
もし無神経な人間に絡まれたのならば、その人物を「虫」と思えばよい。
近づいてくれば手ではらう。網戸を閉める。殺虫剤を使う。
これらはすべて虫と戦う上での戦術だ。
人間相手も同じことだ。
手で払う(拒絶の態度を見せる)。網戸を閉める(極力近づかない)。殺虫剤を使う(他人を使う。上司や友人や警察など)。
それから、他人に対する考えも改める。
あれは人間ではなく、あなたの心乱すためにプログラムされた人形(もしくはロボット)なのだ。
では、誰が人形を操作するのか。
それはあなたの脳だ。脳は刺激を求め退屈を嫌う。生理的にそういうものらしい。
「理屈ではわかってるんだけど、手がかってにね」という痴漢犯罪者と同じだ。

脳や感情から開放されよう。
つまり、考え方次第で悪意を無視できるようになるし、自分を守るためであれば、暴力的にではなく論理的に他人と戦うことができる。

しかし、時にはなりふりかまわず逃げることも必要なときだってある。撤退も戦術の一つだ。

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