情緒的な戦略と、論理的な戦術

とあるニュースで、docomoが中国メーカーのスマートフォン端末を発売すると報道していた。
このニュースを知ったとき、ポータルサイトのコメント欄をざっと見て回ったところdocomoを「非国民」呼ばわりするのがチラホラあった。

僕は昔、当時働いていた会社の社長から、耳にタコができるくらい言い聞かされた言葉がある。

「戦略は情緒的に。戦術は論理的に」

これだ。これに尽きると思う。
個人の思想が戦略を決め、客観性が戦術を決める。戦術が臨機応変に対応できるのも、論理的思考で組み立てられるからだ。
これが感情的に組み立てるものだったら、臨機応変どころか修羅が入り乱れる地獄絵図になるだろう。
う~ん、この例えは意味わかんないか。

まぁ、今回のニュースと直接関係はないのだが、何がいいたいかというと、
中国製のスマホが入ってこようが韓国製のスマホが入ってこようが、ユーザーのニーズに対応できるものは売れるし、対応できなければ売れないだけという話だ。現に今僕がほしいのはiphoneだし。

実際市場はそうやって動いているはずなのだ。投資家個人がいくら感情的になっても、市場というマクロでは論理的に動く。

あぁ、これってなにか量子力学に通じるものがあるね。素人だから詳しくはわからんけど。

いや待てよ。「集団ヒステリー」っていうのもあるから一概には言えないか。

まぁとにかく、感情的に「中国製は買うな!」と叫ぶだけでは、どこかで「日本人」としての戦略を誤るような気がする。

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