戦えば状況は好転するが、心には傷が残る。

納得できないことには、毅然とした態度で挑むべきだと思うが、みんながみんな他人と戦えるわけじゃない。

で、世間では他人と戦えない人を「弱い人間だ」という。

戦える人間は強いそうだ。

人の不正を正そうとするとき、人は膨大なエネルギーを費やして対象と戦う。
そして、正義がなされた場合でも、「他人と戦うことに苦痛を感じる人」の消耗は激しい。
そう考えれば、幸せとは物理的にも精神的にも、何ものとも戦うことなく暮らせることをいうのかもしれないし、そういう世界があればいいなぁと想う。

あ、そこを「天国」というのか。

であれば、この世はさしずめ「地獄」だな。

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