自分の脳は信用できない

脳って結構曲者だわ。
今までこんな奴に振り回されてたのかと思うと、我ながら情けなくなる。
実際、視覚すら勝手に偽装するからね。
カメラと見た目の印象が違うのもそのせい。
例えば旅行先で壮大な風景に出会って、それをカメラにおさめても、
いざ家に帰って写真を見たら「あら、こんなんだっけ?」と思ったりする。

まぁ、細かいことはいいんだけど、とにかく言いたいことは、
脳が発する信号(欲求)を鵜呑みにしてはだけだってことだ。
こいつはいわゆる貧乏神とか憑依霊の類で、自分に悪影響を与える。
特に「欲求」は始末が悪い。
欲求はエスカレートする。

お坊さんや修道士が禁欲生活する意味がわかるよ。
実際要らないからね。欲求とか。
欲求にまかせて買い物とかして、身になった物なんてないもん。

しかし、脳の処理能力は異常に早いから、その欲求に至るまでのステップがわからず、誤解してしまうのだ。
どういう誤解かというと「自分が思いついた」とか「自分の考え」という誤解。
でも実は「自分の考え」じゃなくて「脳が創りだした考え」だったりするから怖い。
で、後で気がついて「なにやってんだオレ」とかなる。

ではどうすればいいかというと、まず自分の考えを信じない。
この場合、論理的な思考を信じないというのではない。
ふと浮かんできた考えや欲求や思考を信じないということだ。
とにかく脳は刺激を求めてエスカレートする。

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