「機械の中の幽霊」感想


「目的設定者は、生命の発端からこのかた、かぎられた可能性をもっともよく利用しようと戦い、努力してきた個々の、そうしたすべての生物個体である」- 機械の中の幽霊 第11章

進化の目的は、人間(もしくはそれ以上に進化した知的生命体)を最終目的としているのではなく、その時々の環境の中で、可能性として秘めている未来像を、その都度選択した結果であるということだと思う。
現在は、そういう進化のユニットの積み重ねであって、神懸かり的な意志によって進化のプロセスが決定するのではないのだと思う。

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