「機械の中の幽霊」感想


「目的設定者は、生命の発端からこのかた、かぎられた可能性をもっともよく利用しようと戦い、努力してきた個々の、そうしたすべての生物個体である」- 機械の中の幽霊 第11章

進化の目的は、人間(もしくはそれ以上に進化した知的生命体)を最終目的としているのではなく、その時々の環境の中で、可能性として秘めている未来像を、その都度選択した結果であるということだと思う。
現在は、そういう進化のユニットの積み重ねであって、神懸かり的な意志によって進化のプロセスが決定するのではないのだと思う。

果たして運がいいのか悪いのか

雨。豪雨。土砂降り。

凄まじい轟音をたてながら、大粒の雨が地面に向かって大行進。
イナゴの群れだって、この雨の数にはかなうまい。

しかし、休みの日に降る雨と、仕事の日に降る雨は、
どっちが幸運なんだろうか。
僕は通勤がバイクだから、仕事の日に雨が降ると面倒だ。
カッパ着ないといけないし、滑るからスピード出せないし。
走ってる車の数も多くなる。
それに、昼休憩が大変だ。雨降ると行く場所がなくなる。

その点休みの日は、特に外出する用事もないときなど、
雨降ってようが降ってまいが関係ないもんね。

だが!

今日はこの土砂降りの中を、外出しなければならないのだ。
そうです。用事があるのです。
今日は我が娘に狂犬病注射打つ日なのだ。
というわけで、散歩と勘違いしておおはしゃぎしている娘を抱きかかえ、
傘をさして車までGO。
動物病院で簡単な触診して注射。

一旦家に帰って娘を留守番させ、そのまま再び外出。
ホームセンターに娘用のドッグフードを買うついでに外食しようということになり、
ラーメン屋に向かう。
しかし駐車場ですら満車で、待っている車もいる。
大雨なんだが。ワイパー動かしても前が見えないくらい降ってるんだが。
なんでこんな日にラーメン屋が満員なんだ。

仕方なく別の店を目指すと、そこも満員。
最終的に全く予定のなかったタコス屋へ。
先週も食べたからもういいんだけど。

その後スーパーで夕食の食材買い込んで帰宅。
外は相変わらず大雨。明日には止むらしいが、どうなることやら。

今日の夕食は海鮮丼だった。うまし。

あ、体重が減ってた。目標体重まであと900グラムだ。わほっ!

疑惑という渦 ~ 映画「ダウト」感想


先日「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」という映画をBSで放映していて、それを録画してたのすっかり忘れてた。
録画データ整理してた時に見つけて、「あ、撮ってたんだ」と思いだして、まぁとりあえず的に見てみた。
あらすじとかの予備知識まったくなく見てたんだけど、久々に早送りしないで全部見た。おもしろかった。

ダウト(doubt)とは、英語で「疑惑、疑念、不信」という意味だそうだ。
まず、主な登場人物は以下の通り。

シスター・アロイシアス・・メリル・ストリープ
フリン神父・・・・・・・・フィリップ・シーモア・ホフマン
シスター・ジェームズ・・・エイミー・アダムス

あるカトリック系の小さな学校で、校長であるシスター・アロイシアスが、並立している教会の司祭でもあるフリン神父に、性的虐待の疑いをかけ、尚且つそれを徹底的(ここが肝心)に信じこむ。
その根拠は、シスター・ジェームズがフリン神父と男子生徒の様子がおかしいと、シスター・アロイシアスに告げたことから始まる。
ただし、物的な証拠は何もなく。状況証拠はどうとでもとれる内容だ。
そして、物語はシスター・アロイシアスが、フリン神父を追い詰めていく方向へ進んでいく。

これ以降は一部ネタバレあるのでご注意を。

(さらに…)

autoloadのスクリプトをhtaccessでロード

PHPでクラスを使う場合、クラス・ファイルをいちいちrequireしないといけないわけで、それをスクリプトに書き忘れると、PHPに怒られるわけ。
でも、わしって時々ファイル名を変えたくなる衝動に駆られるもんで、
その度にrequireしているファイル名を修正するのが面倒になる。
一つのファイルにまとめてrequire記述して、そのファイルを読みこめばいいじゃんってご意見もあるだろうが、それだと、全部のクラスをロードすることになって、あるスクリプトでは使うけど、こっちでは使わないって場合、すごく無駄なロードをするはめになるわけだ。

そこで、クラスのrequireを一切しないですむ方法が、auto_prepend_fileってわけです。

まずは下記のfunctionを記述したPHPファイルを作る。この場合のファイル名はなんでも良い。
ここでは便宜上「autoloder.php」としておく。
ただし、クラスファイルのファイル名には、クラス名を含ませておく必要がある。
$className という関数は、読み込んでいないクラス名が自動で取得されるが、
そのクラス名を元に読み込むファイルを紐付ける必要があるためだ。
例えば、「Database」というクラスを自動読み込みの場合は、
「/your/root/path内にあるDatabase.class.phpをrequireする」という動作をする。

function __autoload($className) {

  $class_path = "/your/root/path/";
  $fileName = $class_path . $className . '.class.php';
  if (is_file($fileName)) {
    require $fileName;
  }else{
    #ロードできない場合のエラー表示
    echo "[unloded]" , $fileName;
  }
}

次に.htaccessに下記のコマンドを記述します。

ファイル名の部分に、上記で作成したファイルの名前を記述。

<IfModule mod_php5.c>
  php_value auto_prepend_file "ファイル名"
</IfModule>

こうすることにより、php実行時に、そのスクリプトで利用するクラスがロードされていない時は、

自動でそのクラスを読み込んでくれるはず。

蛮行と信念 ~ 「機械の中の幽霊」感想 ~


「現代、古代、あるいは前史時代、いつの時代でも証拠は常に同じ方向を指し示している。すなわち、人類の悲劇はその野蛮ではなく、誤った信念にとりつかれやすい点にあるいうことを」ー 機械の中の幽霊 第15章

確かに人間にはある種の野蛮性というか、野性的な一面もあるかもしれない。
進化の過程で組み込まれた生存競争に対応するための、弱肉強食を遂行できる程度に。
しかし、その性向が何の理由もなく、突発的に暴走することはない。
少なくとも、人類の悲劇の引き金になることはない。
問題は、蛮行を助長する動機の方が、人間の性向よりも強烈な発火能力があるのではないだろうか。
十字軍もナチスもオウム真理教も、レールの上を走る暴走列車のように思う。